詐欺のパターン
バイナリーオプションが詐欺と成立するパターンは何があるのか?
詐欺というのは、騙されたという事です。 その相手が海外バイナリーオプションサイトだとすると、どんな風に「騙された」というパターンが考えられるでしょうか?
HIGHかLOWか選択して、上がれば1.7倍、下がれば0円。 これは承知で入金・取り引きをしているのですから、負けた=0円になった=騙された・・とはなりませんよね。
一度整理してみましょう。
出金が出来ない
これが一番多い被害報告なのでまずはこれから検証してみましょう。 確かに、利益を上げてもそのお金が永遠に出金できなければ詐欺にあたりますね。 これを詐欺と断定するには、まずは以下の条件を満たす必要があります。
ボーナスを含め、出金条件を満たしている事
一番多いのがボーナス条件等ではないでしょうか? ボーナス条件のトラブルに関しては別途記載しますが、まずはこの確認を。 こちらは流石に利用規約などにも載っていますので詐欺にはあたりません。
本人確認が既に済んでいる
また、次の本人確認。 こちらは国内業者も同様ですし、銀行口座開設や携帯電話を契約する上でも必要となりますので掲示板などでたまにこれを口実に「詐欺」という書き込みも見られますが・・
出金がされないと断定するまでに十分な期間を経ているか?(1~3か月程度)
ここからが本題。 詐欺と断定するには相手からの未入金・音信不通の期間が重要となってきます。
以前、私はヤフーオークションで入金をしたけど商品が送られてこないという詐欺にあった事があります。 これを私が詐欺と断定した背景には、ヤフーオークションは迅速な対応が当たり前で1日単位でも遅れるとクレームが来たりする世界。 それなのに1ヶ月経っても商品が送られてこなかった。そして同様の被害者が他にもネットで多数いたという事があります。 これだけ見るとバイナリーオプションでも情報が少ないだけに、似たような気持ちになるかもしれません。
しかし、警察の対応は違いました。 詐欺と断定するには十分な期間を経ていないという事。 決定打となったのが、メールをするとたまに「今準備中です」と返信が来ていたので、「相手に送る意思がある以上は詐欺ではない」という結論でした。 いつまでたっても送られてこないけど、相手に送る意思がある以上は詐欺にはならないのです。
海外の出金対応はヤフーオークションの取引とは比べ物にならないくらい遅いです。 1ヶ月くらいかかるのがデフォルトです。 その1ヶ月の間に検索すると「詐欺だ」と出てきて不安になり、騒ぎ立てている人が殆どなのではないでしょうか?
裏で操作されて負けた
バイナリーオプションは上か下かを当てるので勝率50%。 ペイアウト率は多くても75%程度なので初心者が何も考えずに始めれば理論的には業者が儲かり、ユーザーは負けます。
しかし、どうしてもバイナリーオプションで負けたのは自分のせいじゃない、何かのせいにしたいと考える先に行きつくのはこの裏で操作されて負けたんじゃないのか?という結論ですね。
愚かとしか言いようがない恥ずかしい言いがかりですが、詐欺だと信じてしまうとこの説にすがるしかなくなってきます。 チャートの数値は採用しているプラットフォームによって様々なので、MT4の動きと違った(ように見えた)とか、自分の時だけ最後の最後で変な動きをしたとか・・ 稀にこのような書き込みも見受けられますがこれらのどこに信憑性があるのでしょうか。 国内のクリック証券のレートもMT4等他のチャートとは数値は異なりますし、始めたばかりの素人が検証できる物でもないのではないでしょうか。 もし裏の操作が現実ならばもっとYOUTUBEなどで検証動画が上がるはずです。 それくらい「=詐欺としたい」というパワーは大きいのですから。 しかし、それに関しては無記名の掲示板への書き込みだけです。 裏で操作されたから自分は悪くないと思い込みたい強い願望でしかないのです。
運営会社の登記住所が不明だと詐欺なのか
実は、詐欺に直結する情報って乏しいんです。だからみんなが心の支えとしているのが海外バイナリーオプションサイトの運営会社の殆どが所在地等、不確かなものであるという事。 日本のGMO等大きな会社なら負けても信頼をおけるが、負けた後で調べたらよく分からない会社だったから詐欺だというのは、論点がズレていると思います。 所在地等は最初から書いてあるので、騙されたという事はないのではないでしょうか。 また、これに対して消費者センターは呼びかけているのですね。「だったら最初からやらないで」と。
金融庁からの通達
日本のバイナリーオプションも昔はルールが一緒だったので海外バイナリーオプションはそもそも知られていませんでした。 しかし、日本で規制がかかったので海外バイナリーオプションサイトを使えば今まで通りのルールで出来ると誰かが言い出して?海外サイトを利用するというイレギュラーな方法が広まったというのが現状です。
これは、分かりやすい例でいうと、海外のアダルトサイトならモザイク無しで観覧出来るぞ。という事と似ています。 海外サイトは現地の法律に従いモザイク無しで配信しています。合法です。 それを日本人が観覧しても法律を犯したことに現状はなっていません。 ラスベガスに行ってギャンブルをするのも今の所、合法です。
せっかく規制をかけたのに、「海外の使えばいいじゃん」となったので「日本人に向けてサービスを展開しないでくれる?」というのが金融庁からの通達という物で、これに従うかどうかは恐らく現地の法律がOKならOKだから問題なしという事なのではないかと思います。 サイト側には「日本は3大為替市場の1つなのでサービスを中止したくない」という背景があると思います。 「サービスを中止しろ」「しない」「しろ」「しない」に関しては外交を頑張ってきちんと結論が出てから我々はそれに従うだけなのです。
なので、金融庁からの通達があったけどサービスを展開しているから騙された=詐欺というのもやはり当てはまりません。 むしろサービスを利用したあなた自身に問題があるとみなされるでしょう。 海外サイトでモザイク無しのアダルトサイトを楽しみ、料金を払い、後で日本の法律では禁止だか料金を返して欲しいと言っているのと同じ事なのです。
結局、何に騙されたのか?
これらを総合すると、一体、何に騙されたというのでしょうか? 日本人はクレイジーだと思われないよう、今一度考えてみる必要があると思います。
管理人のつぶやき
公開日:
最終更新日:2014/11/20